研究内容は、「遊び」が、「スポーツ」に変化し、確立していくことで失われたゆとりや豊かさに着目し、
作品体験を通じて問題意識を共有する手段を研究すると同時に、スポーツ文化の便宜や利害関係などの社会構造の影響についてのリサーチ活動を行っている。
これまでは主に、
リサーチの中で関心が深まった「ニュースポーツと日常行為との関係性」から発想し、ニュースポーツの提案を通して、
「競技・勝敗」「判定・審査」「身体動作」などに触れた作品を作った。
現在は主に、
自身のスポーツへの取り組みから実際に実感した感情をベースに、「勝利への執着」と「プロフェッショナルという存在」に問題意識を向け、スポーツとの向き合い方について考察していく。
2021/09 @下京青少年活動センター
得点ルールを変容させた遊び道具を作る。公民館の倉庫に眠るものを組み合わせて遊び場を展開する。
子供たちとWSを行う。
2021/10 @千鳥文化 大阪北加賀屋
エゴという展示テーマと東京オリンピック直後での
ある事象に対し、それぞれの価値観で解釈し反応する。
このシンプルな関係には、あらゆる立場があり、あらゆるアウトプットがある。
本作品では、1つのネット記事を出発点とし、リアクションをとったり、実際のリアクションを抽出したりしている。
二次的創作物の主観性について考えていきたい。
スポーツ文化に関するリサーチを体系化させた。
2022/02 @京都市立芸術大学 作品展
体系化したスポーツ文化に関するリサーチと、日々スポーツをプレイしている時の感覚を元にニュ〜すぽ〜つを提案をしていく。
2022/07 @京都市立芸術大学
グループ展「個別の11人p」
ゴールテープ
2022/10 @大阪 北加賀屋 コーポ北加賀屋
自身のスポーツへの取り組みから実感した感情を可視化し、スポーツと関わる人間の執着や欲求と向き合う試み。
2023/2 @京都市立芸術大学 作品展
ここでは、作者が「バスケットボール」に対して抱く劣等コンプレックスを対象に
《コンプレックス突破のためのワークアウトプログラム》をこなしている。
2023/8 @兵庫 六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond
六甲山の各地で10種類のスポーツを提案しています。 勝敗や身体能力など、スポーツを取り巻く要素に目を向けつつ、人の身体の特徴、知覚、身体と記憶、身体と創造性、身体とメンタル、身体と音など、身体と六甲山の環境との関係性を作り出すことで、自分自身の身体と向き合い、まだ知り得ない可能性を探るための装置となっています。