作者は、作家と合わせてディスクゴルフの選手として活動している。
自身のスポーツへの取り組みから実感した感情を可視化し、スポーツと関わる人間の執着や欲求と向き合う試み。
5mの平面には、理想のスローラインの実現に向け探求し続ける際の動作を制作方法とイメージに落とし込んでいる。
また、自身の中にある、ある執着も円形の立体に落とし込み、作者の視点を観客が擬似的に体験できる。
複数の要素が入り混じるスポーツにおいて、理想の姿もまた入り混じっていく。
しかしそれは何か大きな流れにいつの間にか乗っかっていて、抗えずにいるのかもしれない。
▪︎2022.10 @大阪 北加賀屋 コーポ北加賀屋
京都市立芸術大学 大学院彫刻専攻有志展「サーフィン(ここにあるビーフン)」