スポーティ・ダイバート

Sporty divert


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  • 得点ルールを変容させた遊び道具を作る。公民館の倉庫に眠るものを組み合わせて遊び場を展開する。
    子供たちとWSを行う。



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  • ニュ〜徒競走

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  • メイロつなぎ

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  • オムリンピック

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  • 音の出るゴール 良い音が出せたらOK!運が良いと鳥の鳴く声も聴こえるかも

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  • 倉庫に眠る使ってないものを組み合わせて遊び道具を作りました。

    ワークショップの様子

    ボランティアチームのよきデリのみなさんがワークショップを実施・運営してくれました。 役30名の参加者が作品を体験してくれました。

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  • 本展示は、スポーツと遊びの要素を取り入れ、実際に体験できるアクティビティパークとして展開しています。 (美術関係の方々のみをターゲットにした表現活動に違和感を持っていたことも、このような表現の出発点になっています。) 外の空間では、ディスクゴルフというスポーツの形式を活用したオリジナルの遊び道具を設置した広場となっています。 1つだけ作者が一から制作した遊び道具(3ホール目)が含まれていますが、他の遊び道具は、この下京青少年活動センターの倉庫に眠っていたものを引っ張り出して使用させていただいているものです。本来とは違う使い方をして組み合わせてできています。積極的に日用品を使用することで、ここでの体験を体験者の日常に落とし込みたいという狙いもあります。 基本的には、フリスビーを的に投げ入れるというものですが、音が出る仕組みの3ホール目のゴールは当たることがゴールではなく、良い音が出ることや鳥の音が出ることがゴールであるように示されています。 そこでは、運動神経の有無に依存しない違う基準での勝敗の組み分けを入れ込もうとしています。 私はもともとスポーツ文化に対する違和感がありました。 テレビで見るようなスポーツ選手は、どんなにモテはやれた人も怪我をして成績が残せなかったら離脱させられます。そういった背景があることがわかっているので、スポーツを心から応援して楽しむことができないのが本音でした。 競技としてのスポーツは、成果主義である面や、場所が開けていないなどの内向的な面が問題であるように考えています。 そういった問題意識に関して、自身の経験から発展した部分があります。 実は私は、コロナで在宅ワークが多くなったことをきっかけに運動をしようと思い、ディスクゴルフというスポーツを始めました。 始めてみると、ディスクゴルフは経験値があってもなくても老若男女が同時に楽しむことができる珍しいスポーツの一つだということが分かりました。このような経験から、コミュニケーションを生み出すインターフェースとしてディスクゴルフというスポーツがとても優れていると思いました。 また、ディスクゴルフのコミュニティを通じて出会った人々に話を聞くと、遊びの要素を見つけて楽しんでいたりなど、成果や強さだけでない、多様な基準を持ってスポーツと向き合っている人が多く驚きました。こういったスポーツ文化としての独特の魅力に触れることで、問題意識を持つだけでなく、提案をしていきたいと思いました。そこで、成果だけではないスポーツの魅力を遊びを通じて発見していけるような体験を作りたいと思いました。 この展示の中で多様な遊びの要素を自分で見つけながらルールや勝敗について考えるきっかけにしてもらいと思っています。 ”アートである”とか、”作品である”という事から切り離して、なるべく日常の中に入り込みながら、何かを「おもしろがる」という感覚について突き詰めていきたいです。

    ▪︎2021.8 ~ 2021.10  @下京青少年活動センター しもせいギャラリー