制作年:2021 年
空間サイズ:2000mm*3000mm*1800mm
東京オリンピック直後に参加した展示にて、[エゴる]という展示テーマのもと制作した作品。
本作品では、1つのネット記事を出発点とし、あらゆるリアクションをとったり、実際のリアクションを抽出したりしている。
記事は、オリンピックの表彰台の上で抗議活動をした選手の記事である。作家は、その活動に対し肯定的な活動を行ったり、批判的なリアクションを取ったりしている。また、見方によっては挑発し、揶揄しているような行動もとる。
それらと並列して、実際にネット上に上げれれた人々の記事に対する反応も抜粋し並べている。また、作家の活動日記も展示している。
オリンピックの通例的な制度を見つめつつ、スポーツ活動をライフワークの1つとしている作家自身の自意識も見つめている。
ある事象に対し、それぞれの価値観で解釈し反応する。 この関係の中で生まれた二次的創作物の主観性について考えていきたい。
▪︎2021.10 京都市立芸術大学大学院 彫刻専攻展「ものとかすひと」@千鳥文化 大阪 北加賀屋